【号外】2025年秋冬物生地情報

2025年の秋冬物のお買い得生地をご紹介します。

ちょうど、2024年の秋冬物の在庫生地のクリアランスが始まり、
一部のコート生地がかなりお求めやすくなっています。
すべて従来の価格の30％～40％オフになっています。
但し、すべて一点もの、あるいは数着分のみの在庫となっていますので、ぜひお早目にご覧ください。

価格等はお気軽にお問い合わせください。>>

◆　Loropiana

Loropiana “Bactrian” 100% Baby Camelhair 480/500g

Loropianaのベビーキャメルヘアのコート生地がお安く入荷しました。
色もかすかに赤みがかった温かみのあるキャメル色で、カシミアと同様の滑らかな手触りがありながら、キャメルヘアの質実剛健さも併せ持つ、まさにポロコートに最適な生地として定評があります。
今回、バンチサンプルがリニューアルされましたが、特筆すべき点は、「Rain System」、撥水加工が施された点です。
多少の雨や雪でも安心してご着用ができますし、何と言っても汚れが付きにくい点が大きなメリットですね。
コートそのものはめったにドライクリーニングに出さないので、汚れにくいのはありがたいです。
今回、コート2着分、通常価格より20％程度お安く提供させていただきます。
（もともと、Loropianaのベビーキャメルは割安感があったので、更にお得です。）

◆　Ermenegildo Zegna

Ermenegildo Zegna “14milmil14” 100% Super 190’s wool 340g

Zegnaの14milmil14のジャケット生地が入荷しました。
14milmil14とは、繊維の直径が100万分の14メーター（mil=1/1000 x mil=1/1000)と言う意味で、数字で書くと14μmとなり、14マイクロメーターと読みます。（そういえば、昔はミクロンと呼ばれていましたね。）
これは、カシミアやベビーキャメルに匹敵する細さで、IWTO（International Wool Textile Organization）の定めるスーパー表示なら、スーパー190’s相当になります。
いままで、Zegnaの14milmil14の冬物はほとんどカシミアやシルク混でしたが、今回初めて、100％のジャケット生地が登場しました。
セミミルド程度の短い起毛が施されており、カシミアと見紛う程の光沢と肌触りです。
それでいて、繊細過ぎない安心感、普段使いに活躍しそうです。
スリーシーズンのジャケットに最適です。
今回、ブラック、ネイビー、ダークグリーンを2着ずつご用意しています。

◆　Ventile

Ventile 100% Cotton 310g

2019年12月に、初めて超高密度のVentile生地をご紹介しましたが、今回、非常に珍しい「ブリティッシュレーシンググリーン」が入荷しました。
Ventileのコートについては、はぜひこちらをご参照ください。>>
Ventileの特徴はこちらに引用します。
++++++++++
1943年に英国で開発されたVentile（ベンタイル）は、世界中の綿の収穫量の2％しかない長綿によるコットンの糸を使用した超高密度の生地です。
当時の英国空軍のパイロットのユニフォームに採用され、大西洋を横断する際も、万が一、海に投げ出されても生存率が10倍向上したといわれるほど、撥水性が高い生地です。
1953年のニュージーランドの登山家ヒラリー卿が人類初のエベレスト登頂の際にも着用してました。
また、1979から1982年にかけて、探検家ラナルフ・ファインズ卿が初の北極横断を達成した際にもVentileを着用していました。
このVentileの特徴は、撥水性、防風性に優れていながら、湿気は通す通気性を併せ持つ点です。
++++++++++

また、「ブリティッシュレーシンググリーン」についても、2022年春夏物生地情報で、Fox BrothersのFox Cityのご紹介の際に由来を記述していますが、こちらも引用いたします。

++++++++++
ちなみに、「ブリティッシュグリーン」「レーシンググリーン」などの呼び方がありますが、結局同じ色になります。
元々、初期のF1レースでは、国別に車体の色が決まっており、ドイツはシルバー、フランスが青、イタリアが赤、英国が緑だったのです。
今も、ドイツ車のメルセデスやポルシェはシルバーが代表色、イタリアのフェラーリやアルファ・ロメオは赤、ベントレー、ジャガー、MINIなどの英国車はダークグリーンが主流で、100年以上前に国別の色を決めた人は先見の明があったのでしょうね。
++++++++++

このように、英国で開発された高機能生地で、英国独特の色が再現されています。
とても英国らしい生地ですね。
水滴と同時に風も通しにくいこの生地は、冬にも大活躍します。
さらに、いわゆる草色系の「ハンターグリーン」とは一味違う「ブリティッシュレーシンググリーン」は、非常に都会的なイメージです。
現在、コート2着分を確保しています。
また、ロイヤルブルーも再入荷しています。

◆　Drapers

Drapers “Superbio” 100% Wool 360g

Drapersのホップサック生地です。
ホップサックは「引き揃え」や「ななこ織」といわれる経糸、緯糸とも2本ずつ糸を平織にしたもので、ざっくりとした風合いが特徴です。
シャツにおいては、オックスフォードが同じ織りになります。
もちろん、スーツにもお使いいただけますが、特にブレザーには最適です。
同じ素材で織った綾織に比べると、マットでざっくりとした風合いになるので、コットンパンツなどにも合わせやすくなります。
一般的にジャケットなどトップスに質感がある方が、ボトムのパンツはコーデュロイやモールスキンなどのざっくり系から通常のウールのパンツまで、何でも合わせやすくなります。
今回の生地は、濃いめのネイビーで細番手の糸を使った比較的エレガントなイメージになります。
ジャケット3着分、通常より20％程度お安くなっています。

◆　Tessitura di Novara （Cloth Ermenegildo Zegna）（売り切れました。）

Tessitura di Novara （Cloth Ermenegildo Zegna）100% Silk 240g

何と、Tessitura di Novaraのシルクのコート生地の在庫が見つかりました。
かつては、「シルクバーバリー」と呼ばれ、Burberry社でも既製品のシルクのステンカラーコートを多く展開していましたが、なぜか今はほとんど見かけませんね。
また数年前まで、山形県の米澤織（かつての米沢藩のお殿様、上杉鷹山が冷害で苦しむ藩の財政を立て直すべく、養蚕と絹織物で行った殖産振興策）のコート生地の供給がありましたが、今は殆ど見ることがありません。
Tessitura di Novara製も、かつてErmenegildo Zegnaのバンチに入っていましたが、これも最近は見かけなくっていましたが、この度、2着分、在庫を発見しました。
シルクギャバジンですので、ハリのある目の詰まったしっかりとした風合いは、初冬用、あるいはスプリングコートとしてのみならず、真冬でも十分活躍する便利な生地です。
また、目付もオールシーズンのスーツ生地程度の重さですのでかさばらず、そこそこの撥水効果もあるのでご出張やご旅行にも重宝します。
スパンシルクですので、スカーフのようなピカピカ感はなく、動いたときの陰影が印象的な上品な光沢が特徴です。
シンプルなステンカラーコート、チェスターフィールドコート、ピーコートなどがお勧めです。
また、ジャケットにも使えそうです。
2着分、破格のお値段です。

◆　Ermenegildo Zegna

Ermenegildo Zegna “Cotton & Linen Summer Plains” 100% Cotton 290g

Zegnaのドリルコットン生地です。
逆綾の典型的なドリル生地ですが、ドリルにしては薄手ですので、春夏秋のスリーシーズンのご着用が可能です。
英国生地ではあまり見かけない少し赤身のあるベージュで、パンツのみならず、スーツにも最適です。
イタリアの在庫を全量買い取ったので、10数メーターの在庫があり、Zegnaにしては破格のお値段です。

◆　Zignone

Zignone “Active” 99% Wool 1% Polyurethane 530/550g

大柄のヘリンボーンのコート生地です。
約3.5㎝巾のヘリンボーンは、畝そのものは浅く、方向によっては無地に見えますが、やはり存在感があります。
ポリウレタンによる伸縮性があるので、しわも寄りにくく、普段使いのシンプルなチェスターフィールドコートやピーコートに最適です。
2024年の在庫生地ですので、数着分、かなりお買い得になっています。

◆　Ermenegildo Zegna
（終了しました。但し、数着、在庫がありますので、お問合せください。）

Ermenegilco Zegna “15milmil15” 100% Super 170’s Wool 220/230g

3914