ブログ

【号外】2025年春夏物生地情報

2025年の春夏物のお買い得生地をご紹介します。
昨年はかなり円安が進みましたが、ユーロに関しては少し落ち着いてきています。
と言いながら、生地の低価格化は鈍く、ほとんどのメーカーが現状維持になりそうです。
一方、英国のポンドはいまだ、ポンド高の状態が続いており、こちらも価格は現状維持になりそうです。
そんな中、昨季以前に輸入された在庫生地や廃番前の在庫でお安く提供ができる生地などをご紹介します。
また、まとめて仕入れる生地、プレシーズンに仕入れる生地などもお買い得になっていますので、ぜひご利用ください。
生地をご購入いただきましたら、お仕立は春先までにご用命いただければ結構です。
生地のお支払いは、ネット上のクレジットカード決済のSquareがご利用いただけます。
ちなみに生地のみの販売は致しておりませんので、予めご了承ください。


価格等はお気軽にお問い合わせください。>>

 

New ◆ Scabal


Scabal  “Tristar”  100% Wool  300g

平織の300g、まさにオールシーズンのご着用が可能な生地が登場しました。
通常、綾織の場合は糸の目が詰まっているので250g程度がオールシーズン用ですが、平織の場合は通気性が良いので300g程度が実用的です。)
上の画像はダークネイビーと白のピンヘッド、平織ならではの表情を醸し出します。
(シルクピンをきれいに並べたピンの頭のように見えるため、このように呼ばれています。)
近くで見ると、結構明るめの印象ですが、遠目には深みのある色合いに変化する楽しい素材です。
このネイビーと白黒の2色の展開で、Scabalの通常の生地の半額程度のお買い得品です。

ネイビー・白、黒・白の2色の展開です。

◆ Tallia di Delfino


Fratelli Tallia di Delfino 75% Linen  25% Wool  310/320g

ホップサックのジャケット生地です。
ざっくりとした麻とウールの混紡で、春先から盛夏まで着用が可能です。
トップスがボリューム感のある素材の場合、ボトムスのパンツの選択肢が非常に広くなります。
デニムやコットンはもちろんのこと、クリアなウールのパンツではビジネスでもご着用が可能です。
プレシーズンということで、上の画像のサックス以外に、ブルーとブラウンもお安くなっています。

 

◆ Zignone


Zignone  100% Super 120’s wool  285/295g

ざっくりとしたワッフル織のジャケット生地です。
立体感のある風合いはジャージーのようなイメージで、適度な伸縮性もあり思いのほか軽量です。
上述のホップサック同様、パンツの選択肢が幅広く、便利なジャケットになります。
上の画像のネイビー以外に、黒、ベージュ、ブラウンもあります。
いずれもプレシーズン価格となっています。

 

 

◆ Drapers (Sold out)


Drapers  “Ascot”  100%  Wool  510g

DrapersのAscotのバンチサンプルが4年ぶりにリニューアルされ、6Plyの生地もさらにパワーアップしました。
6Plyとは1本の糸を6本撚り合わせて1本の糸にし、その糸で生地を織ったものです。
1本の糸(1ply = 単糸)を2本撚り合わせ(2ply = 双糸)、更にその糸を2本撚り合わせ(2 x 2ply = 4ply)、更にその糸にもう1本、2plyの糸を撚り合わせて、合計6Plyにするものです。
糸は撚りの方向によってS撚りとZ撚りがあり、S撚りの単糸を双糸にする場合、Z撚りで撚り合わせ、更に4Plyにする場合はS撚りにして・・・・、という具合に、非常に手間のかかる作業を繰り返します。
このように手間とコストをかけて出来上がった生地は、ウール本来の復元性と上述の様な糸の構造のダブル効果により、しわが寄りにくく通気性に優れています。
今回のリニューアルで糸の打ち込みが増えたようで、ウェイトも510gと超ヘビー級になりました。
ただ、伸縮性があり通気性に富み、オールシーズンのご着用が可能な生地は独特の雰囲気を醸し出します。
なにより、6Plyは英国を含めて他のメーカーでは製造していない、非常に希少価値があります。
ダークネイビーの2着分、通常より30%程度お安くご提供いたします。


緯糸の撚りを戻してみました。

 

 

◆ Tallia di Delfino


Fratelli Tallia di Delfino  “Archivio 1903”  100% Wool  280/290g

ウールのシアサッカーのジャケット生地です。
シアサッカーは夏の素材の代表格ですが、一般的にはコットンやコットン/ポリエステルのものが多く、それらに比べると、ウールは通気性が良く軽量でしわにも強いので、かなりのお勧めです。
さらに今回の生地は、シアサッカー特有の「しぼ」が浅くウールの光沢感があるため、ある意味、シアサッカーらしさが少なく、盛夏のみならず長い期間ご着用が可能となりますので非常に便利です。
ジャケット2着分のご提供です。

また、プレシーズンということで、ネイビー以外に下記の色違いも同価格でご注文が可能です。
パンツやスーツにも使えそうです。
(黒、ピンク、アイボリー)

 

 

◆ Ermenegildo Zegna


Ermenegildo Zegna  “14Milmil14”  100% Super 190’s wool  160/170g

なんと、15Milmil15より高品質の14Milmil14の登場です。
今までも14Milmil14を使用した生地がありましたが、ほとんどがカシミアやシルクとの混紡のミルドタイプの秋冬物でした。
これは14Milmil14ウール100%の春夏物平織生地となります。
ゼニアは一般的に「スーパー表記」をしないのですが、直径14ミクロンの原毛は、IWTO(International Wool Texitle Organisation)の基準では、スーパー190と200の間に位置します。
従って、平織でありながら適度なぬめり感と光沢感があり、今まで経験したことのない独特の風合いに仕上がっています。
青みがかったミディアムグレーで、160/170gの超軽量生地は夏の正装にぴったりの生地です。
2着分、通常の半額程度でのご提供です。

 

 

◆ Ermenegildo Zegna


Ermenegildo Zegna ”Island Fleece”  100% Folkland wool  260g

昨年に引き続き、非常に人気のあったフレスコ生地のご紹介です。
南大西洋上の英国領のフォークランド諸島のウールを使用しています。
フォークランド諸島は人間の人口が3000人強ながら、60万頭の羊が飼育されているらしく、当地の紋章や旗にも羊が描かれています。
細番手のウールを使用したフレスコは英国のものに比べるとかなり繊細で光沢もあり、盛夏のみならずスリーシーズンのスーツ生地としてご着用が可能です。
通気性が良く、強撚糸による生地の張りは身体にまとわりつくことがないので清涼感があり、しわもよりにくいのが特徴です。
このざっくりとした風合いは、上衣だけの単品使いでコットンパンツなどともコーディネートできる便利モノです。
ネイビーのスーツ生地2着分ですが、通常の半額程度の価格でのご提供となります。

 

 

◆  Colchis


Colchis  100% Super 160’s wool  255g (上の生地はGrey)

国内のションヘル型の低速織機による平織生地です。
ご存じのとおり、旧来のシャトル織機である英国のドブクロスやドイツのションヘルは、現地ではほぼ商業ベースでは稼働しておらず、日本国内においても、かなり限られた台数のみが稼働している状態です。
そのシャトル織機で織った、平織のスーツ生地です。
平織といっても、夏物のように透け感のある生地ではなく、かなり緻密で255gの重さがあるため、春夏寄りのオールシーズン生地として使うことができます。
平織のしっかりとした風合いにもかかわらず低速織機ならではの伸縮性があり、素晴らしい服地に仕上がっています。
しかも、ハイスペックなSuper 160’s woolでありながら国産と言うことで、かなりリーズナブルな価格になっています。
無地ばかり6色展開です。在庫限りですので、お早めにご覧ください。


(left) Black  (right)  MIdnight blue


(left) Navy  (right) Dark grey


(left)  Dark green  (right)  Dark brown

 

New ◆  Colchis


Colchis  100% Super 100’s wool  340g  (上の生地はMidnight blue)

こちらも上の平織と同様、ションヘル型の低速織機で織った綾織の秋冬物となります。
スペックはSuper 100’s woolとなりますが、低速織機ならではの生地の膨らみを感じられ、しかもかなりの伸縮性があります。
こちらは、ネイビー系の2色展開ですが、輸送コストや関税がかからない国産と言うことでかなりお買い得な価格です。
在庫に限りがありますので是非お早目にご覧ください。


(left) Midnight blue  (right) Navy

 

(おわり)

 

 

 

 

 

 

 

関連記事

ページ上部へ戻る