ようやく春めいてまいりましたが、まだまだ、朝晩は冷えますね。
2023年春夏物の生地見本はすべて出揃いました。
このHPの「2023年春夏物生地情報」も充実しています。>>
LoropianaのEleganzaも期間限定で大変お得になっていますので、ぜひご覧ください。

◆　春夏物のスーツのサンプルがお仕立上がってまいりました。
一見、麻っぽい風合いですが、実はウール100％です。
先染めの糸のかすれ具合やスラブの入り方が絶妙で、非常に軽やかで涼しげな雰囲気です。
たしかに麻は涼しいのですが、やはりしわが気になる方にはウールも良いですね。
ウールは繊維自体に空気を多く含み、熱伝導率が低く、冬は暖かく夏は涼しい素材です。
また、スケール（表面のうろこ）のおかげで吸湿性が高く、夏は水分の蒸発で気化熱を奪うため、涼しく感じられます。

Drapers “Golden Sellection”  100% Wool  250g

他の色柄もご覧ください。
この弱いコントラストの太めのストライプなら、ジャケットとしても着用できそうです。
（ストライプのピッチの細いものは、どうしても落ち着いたスーツのイメージになります。）

◆　婦人物のネックアクセサリーのサンプルが出来上がってきました。
当店では婦人物のオーダーシャツのご注文も承っています。
女性の場合、ネクタイと言う非常に便利な首元のアイテムがないため、衿のついたシャツの場合、衿腰のあたりにどのようなアクセントをつけるかが長年の懸案でした。
たまたま、元町の乙仲通りの古着屋「タナゴコロ―タス」で、下の画像のようなオーストリアのチロル地方のアクセサリーを見つけました。（「タナゴコロ―タス」はオーストリアの古着を多く扱っておられます。）

チロルらしい、鹿？の角を使った衿クリップはなかなか迫力があります。（上の画像のクリップは非売品です。）
オーストリアでは多分、男性も使用していると思うのですが、残念ながらこの衿クリップそのものの名前が判明しておらず、詳細は不明です。
この衿クリップをヒントに、女性らしいエレガントなアクセサリーを検討し、この度、サンプルが出来上がってまいりました。

上の方は、衿付きのシャツに最適な、淡水真珠の衿クリップです。
華やかなイメージで、クリップの留め方を変えれば、また違った表情が楽しめます。
バイオーダーですので、真珠の数や大きさなども変えることができます。
カジュアルに使える、真珠以外のカラフルな石もよさそうです。
下の方は、スタンドカラーなどに使えるネックレスで、フロントの部分にのみ淡水真珠をあしらっています。
フロント以外は細いワイヤ―のみなので、衿付きのシャツでも衿の下に通すことができます。
また、長さも調節できるので、長さによって表情も変わります。
まだ試作段階ですので、アイデアがあればぜひお聞かせください。

◆　紳士物のオーダーネクタイのサンプルがリニューアルされました。
今までは小さなサンプルでしたが、大きな生地見本のバンチサンプルが完成し、色柄も豊富になりました。

　
　
レギュラータイ

　
ディエチピエゲタイ

オーダーネクタイの価格は下記のとおりです。（シルクの素材によって価格が変わります。）
（価格はいずれも税抜です。）

レギュラータイ　13,000円～19,000円　（長さと剣先巾のS/M/L展開です。）
ディエチピエゲ　27,000円～38,000円（長さ、剣先巾、ノット高のご指定が可能です。）
ボウタイ　12,000円～18,000円　（長さ、巾、スクエア・ポインテッドのご指定が可能です。）
カマーバンド　20,000円～31,000円　（長さ、高さのご指定が可能です。）
ポケットスクエア　8,000円～10,000円　（サイズのご指定が可能です。）

また、ネクタイの裏地や閂（かんぬき）の色もご指定いただけ、長さがぴったりに結べるポイントもつけることも可能です。

ほとんどの生地が日本製で、製造も国内で行います。
お仕立て上がりまで約1か月です。
スーツやジャケットにぴったりな色柄もお選びいただけると思いますので、ぜひご一緒にご検討ください。

神戸港紋章付きの神戸タータンのネクタイが新しくなりました。
より鮮やかにプリントも鮮明になりました。

（おわり）