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Vol. 199 “Spolverino” Dapper Overcoat

つい最近まで半袖でも過ごせそうな暑さだったのに、ここの所、急に秋が深まってきました。
最近は夏や冬が長く、春や秋が短くなる傾向にありますね。まもなく寒くなると思いますので、一瞬の秋をお楽しみください。

そして、今年も残すところ、2か月となりました。
今年の「ふるさと納税」の期限も12月31日に迫っていますので、もしご希望でしたら、お早めにお手続きください。

*神戸市以外にお住まいの方は、こちらの神戸市のふるさと納税サイトをご覧ください。>>
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■ 今回はちょうど、サンプルが出来上がってきたオーバーコートのご紹介をします。
世間では、イタリア語でSpolverino(スポルベリーノ)と呼ばれる、軽快に着用できる細身、短めのコートです。

 

本来、埃除け、いわゆるダスターコートの意味ですが、一般的には気楽に羽織れるオーバーコートのことを指すようです。
(ちなみに、ピーコートなどのもっと短めのコートはCabanと言います。)

今までご紹介してきた、軍隊やスポーツから発展したレインコートやオーバーコートのような、機能的なディテールや素材のお約束はありませんが、たぶん、元々はいわゆる「白衣」のような役割で使われていたと思われます。
今回制作したのは、ノッチドラペルの一般的なチェスターフィールドコートですが、着丈はひざ丈、肩幅、ウェストは細身でジャケットを着用しなくても、肩や身頃が大きすぎない、すこし全体のゆとりをタイトにしました。
したがって、オン(スーツやジャケットを着用して)でもオフ(上衣無しでセーターなどを着用して)でもどちらでも使える便利なサイズ感です。
今回使用した生地は、Fox Brothersの”Fox Tweed”のチェック柄です。本来、ジャケット用の生地ですが、コートにも使える充分な厚みがあります。
オフの時はロングジャケットのような感じで着ることができます。

 
Fox Brothers ”Fox Tweed”  100% Wool  480/510g

   
(左の画像)このようにボタンを外した際に、左右の前身頃の打ち合わせが、平行に下に落ちることが肝要です。
(右の画像)生地が余ったので、共地でベストを作ってみました。

真冬には、コットンやダウンのコートより、やはりウールなどの獣毛が見た目も温かみもあるし、何と言っても断然エレガントですよね。
スーツ、ジャケット、パンツを邪魔しない、この程度の柄物は本当に使いやすいと思います。

 

■ 先日、「お知らせ」でご紹介しましたが、コーデュロイのスリーピースも出来上がってきました。

  

  

コーデュロイは、ジャケット、ベスト、パンツがそれぞれ単品で使える便利です。
もちろん、スリーピースや上下のスーツでも冬は温かみがあって素敵です。

コーデュロイのスーツやジャケットは、例の「神戸ブランドエールクーポン」の対象商品になっていますので、ぜひこの機会にご利用ください。>>

(おわり)

 

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